夕暮れ時の飛天

インドエローラ石窟での飛天である。石窟か開くのは日が昇った時、閉まるのは日が落ちた時だそうだ。とてもインドらしい良い決め方であり、これだけで深く感動し嬉しくなった。この飛天に逢ったのは夕暮れ時であった。時間もなく素早いスケッチでイメージを留める程度のものである。それだけに鮮烈な感情が残る。片足はなくなっていた。