夢中と忘却

ペンギンたちは集中して一生懸命習字を頑張る。終えると庭で走り回ったりヤマモモの木に登ったりするのが日課だ。みんなと遊んで晴々帰っていくのだろう。よく習字のガバンを忘れて帰る。忘れものと言えば4ヶ月間もジャンパーを教室に放置していたH君。その間何回もHのではないか聞いていたが「オレのじゃない」と言い張っていたが、ある時突然「ア!あれオレの」と言って足元に置いて勉強していた。H君が帰った後机の下にそのジャンパーがそのままあった。