悲しい離別

春には新しい出会いと悲しい別れが世の常である。綾子の嫁ぎ先の名古屋に内裏雛様とぼんぼりだけ行く。
三人官女や五人囃子はこのまま我が家に残る。玄関先の五人囃子は寂しそうである。