傲慢

山中に美しい花が咲いている。この花は誰にも見られることは無く寂しいだろうにと一瞬頭をよぎった。直ぐに人間のエゴ、そう思った自分の傲慢さが恥ずかしかった。花は鳥や虫は待っているかもしれないが、人間については何にも思ってないだろう。ただ春風に揺られている。