3500年前に禾編を作った人たち

3500年前の殷の時代にたわわに実り頭下げた稲を見ていた人たちは、本当に喜んだろう。禾編はまさに稲穂が垂れている形である。旁に火をつけたのは乾かして収縮させる時期で秋、稟は実と皮を分離させること。稲も穫も禾編である。その時代は自然への畏敬の念、食べる事への喜びもひとしおだったろう。そんな人々に戻ってみたい。