勇気をもって毅然と旅立つ

素焼きの鉢のから目だけ出して外界を見つめて5時間が過ぎている。そこは初めての世界であったろう。怖さと希望に満ちた世界が小さなカエルに過ぎっている事だと思う。やっと夕方には隣の鉢に飛び移り、今朝はそこにも居なかった。彼は旅立った。今度庭のどこかで会った時は彼は「やあ 元気」と言うだろう。