兌換券と骨董

3,40年前北京瑠璃廠にて購入したものだ。あの頃は骨董を買うのが楽しくて色々なものを買い漁っていた。特にゴスで施した焼き物が好きで猪口を多く集めた。今ほど骨董が流通していなかったし、良いものは友諠商店しかなく紙幣は兌換元と人民元があった。どちらの紙幣でも関係なく握りしめて怪しい骨董店を渡り歩いたものだ。時にその猪口で冷酒を飲むと昔の事が想起し格別に美味しい。