山間の幻想

早朝の新緑荘は幻想的である。太陽が当たった地面から湯気が昇り山間に立ち込める。太陽が山から顔出し光が走る。それに沿って地上かの湯気もどんどん走る。この先小さな山だが4つ越えればひっそりとした集落がある。正午にはサイレンが鳴る。どのような目的で取り付けられたのか計り知ることはできない。勿論風邪向きによっては聞こえてくるので一か月に一度か二度である。不思議な心持になり聞きいってしまう。