中の雪 さみしかろな 空も地面もみえないで

深緑荘では自宅に比べてかなり冷える。底冷えがする。その事が切り替えのスイッチとなる。正午でも草の芽に霜が凍結して花のようでもある。山口県出身の金子みすゞはこれを見てきっと優しい詩を作るだろう。好きな詩で「積もった雪」がある。「上の雪 さむかろな。つめたい月がさしていて。 下の雪 重かろな。何百人ものせていて。 中の雪 さみしかろな。空も地面(じべた)もみえないで。」