南の国へ 

風の中、庭でツバメたちが休んでいる。もうすぐ女郎花とミイミイゼミに急かされて南の国に帰るのだろう。一羽と目が合った。可愛い瞳であった。南の国の場所が分かれば会いに行っても良いと思った。無事に辿り着いてほしい。西安での友王智禄君が別れの時は必ず「一路平安」(イールゥ ピンアン)と言っていたことを思い出した。。