ダラダラと歩いてみよう

今日も暑い日である。アスファルトの上、光るものが動いている。その虫に尋ねると「忘れ物して忙しいじゃけぇね」と言ってコチョコチョと歩く。虫にとっては走っているのだろう。拡大した写真を見て思う。彼にとって忘れ物とは何だろう。弁当箱は持っていないし。写真からは大きな岩を避け々走っているのだ。それも熱い道路。きっと足の裏が痛い位に熱いのだろう。人生で初めて虫の足の裏を考えた。今日の散歩もダラダラと歩いてみよう。