朝焼けの希望

寝室には東側の高い位置に小窓がある。そこから見た朝焼けである。小一時間もすれば強烈な朝陽が射し込んで寝かしてくれない。カーテンを閉めて少しでも長く寝たいのだが、妻曰く人間は朝陽に当たらなくてはいけないと言う。何処で聞いてきたことやら。山頭火の句に「朝焼け雨ふる大根まかう」がある。朝焼けを前にして誰もが今日一日気張って一日過ごそうと。