夏・心

あと小一時間もすれば孫たちが東京に帰る。自由研究の虫の調査をした鎮守の杜。江戸時代中期までは海の底。この大きな岩は海面に出ていたようだ。そこに神社が作られて今は鎮守の杜になっている。松の巨木が何本もあり油をとるために傷つけた後も記憶にあるが、今は松の木など見当たらない。すずもさくらも楽しい思い出をいっぱい引っ提げて帰ることだろう。今も前の小川でどじょうを追っかけている。