初夏 鎮魂歌とともし火

爽やかな風が水田にさざ波を作り、木々は光り輝いている。しかし鎮守も杜と小高い丘に挟まれた日陰で暗い一角は休耕田になって草がお生い茂っている。鎮魂歌が聞こえ蠟燭の灯のようにも感じる。異次元の世界に引き込まれそうになる。草たちよ強くあれ。