今生きている魅惑の田んぼ

寝室から眼下の田んぼを楽しむ。遠く山稜の雲を真っ赤に焦がし田んぼも赤く焦がし始めると、水晶の粉を撒いたかのような田は霜が昇華し始める。美しくしい。幾分盆地になっているから時として朝霧を蓄えた時は幻想的である。田植え時期には多くの鳥や虫を遊ばせる。水田になると黄河の源流星宿海のように満点の星々を蓄える。日か西に落ちる時、鎮守の杜の巨木樫の陰が巨大ロボットとなった出現する(写真)。見る見るうちに肥大化しフゥと消えると夕闇に包まれ。何よりも楽しいのはその農道を通って下校する子供達の姿である。楽し気で道草をして登校時の10倍の時間を要す。