　温泉の素

2004.12.27

クリスマス会第２話　温泉の素
ペンギン達と一緒にプレゼント交換をする。手にしたのは温泉の素であった。おもわず「ヤッター温泉に行ける。行きたい者はおらんかー」と言った。
その日の夕方、家内が「タオルを頭に巻いた子が、庭を走っている」と言う。見ると３年生の健太である。
「健太！どうしたんか」　健太「早う温泉に行こうゃぁ」
温泉の素を３袋渡して、「健太の家の温泉に入れ」と言った(829)

　カレーミキシング

2004.12.26

教育部の書道教室ではこの時期になるとクリスマス会を実施している。これまでの印象的なペンギン達の事を四話連続で紹介しよう。

クリスマス会第１話　カレーミキシング症候群
毎年カレーを食する。従ってペンギン達は皿とスプーン持参となる。皿に盛るのは最上級生である。
カレーを前に２年生の佳雄が「先生もう食べてええんかん」
小生「だめ。全部に行き渡るまで待て！」
佳雄「先生混ぜるだけじゃけーいいんかん」
小生「混ぜるだけだぞ。食べるのは待ちいゃ」
皿のカレーを猛烈に混ぜるのを見た下級生達は、全員狂ったように混ぜ始めた。(828)

　ハイル　ヒットラー

2004.12.24

誰も居なくても「モモちゃゃゃゃん」と教室の子供達が、廊下の突き当たりにあるパグ犬モモのハウスから庭に連れ出す。
ナチ収容所みたいだ。サーカスでの訓練みたいな扱いですぐ疲れている。あまり子供達は好きではないみたいだ。
しかし気弱なモモは、凄腕の果歩ちゃんには「ハイル　ヒットラー」と言って頭を項垂れている。(803)

　彷徨う

2004.12.22

日本に帰る前の晩、午前１時のこと。ちょっと飲みに行ってホテルまで５分、タクシーまでもないのでバイクで５元（約７０円）で帰った。ところがバイクはどんどんホテルより反対に行く。
「方向が違うど」・・「大丈夫・まかして」３０分くらい走った。突然止まって「出せ」である。真っ暗で周りに誰もいない。
また「出せ」。それはお金ではなくホテルのカードのことであり、早速携帯でホテルに確認して、ホテルに帰ったのは５分のところを５０分間も夜中にノーヘルで彷徨ったことになる。
バイクを降りるときその若者はそれでも「大丈夫」と言った（785)

　花瑞

2004.12.20

昨晩広州、桂林のスケッチ旅行から帰った。妻、娘、パグのももと三毛猫のイケが迎えてくれた。
モモとイケ以外は風邪をひいていた。なんでも頂けるものは、有り難くいただくという性分の小生は、しっかりと風邪を頂いていた。
朝から花瑞（ハナミズ)といっしょに年賀状を書いた(764)

　愛らしい稲穂達々

2004.12.13

台風に耐えて実りを着けた稲も切り株となって久しい。
もうすぐ雪がふろうかというのに、端っこの切り株は全部１５センチの穂を着けて、しっかりと米を蓄えている。
可愛らしく愛らしい稲穂達である。(655)

　飛天達々

2004.12.09

このパソコンは西側の出窓の側にある。窓の外はアケビの棚があり、夕方はわずかに西日がすり抜けてくる。
棚の寂しげな風鈴の音につられて、一生を全うした葉っぱ達は踊りながら落ちていく。中国の奥地、敦煌の石窟で見た、飛天達のようだ。(612)

　ラーメンの汁

2004.12.04

教場には大きな薪ストーブがある。今シーズン初めて焚いて、いもを焼いた。
薪の灰が落ちるところにいもを入れておくと、天下一品の美味しさだ。
これを楽しみに習字教室に来る子もいる。なかには付けるバター持参の子もいる。
いもを食べながら話を盗み聞いた。
「僕の一番好きなおかずは、ラーメンの汁」２年生のマーシ君(539)

　日めくり

2004.12.02

我が家の日めくりも３０枚をきった。日めくりの本日の吉凶は小生とほとんど関係ない。
「井戸掘り」「養子とり」「酒造り」「裁縫」「種まき」とか。
毎朝それを見て、ホッとている。不思議である。(531)

　尚子ちゃん

2004.11.27

書道教室の最年少は、先月４歳になつたばかりの、尚子ちゃんである。
毎月連発する言葉が変化する。先月は小生が何を言っても「バレタカー」と言っていたが、今月は「・・・・オジョウサン｝である。
まだ１５００日しか生きていないのに達者である。
教室が終わると２００メートルの帰路の途中、誰に出会ってもその日の作品を赤いカバンから出して解説するそうな。(494)