2003.10.15
風鈴
今朝4時過ぎ。
パソコンの前の出窓に、アケビとこの夏過ごした、風鈴の音が聞こえる。
「今日は雨ですよ」「風さんが言っていますよ」
家族がみんな起きるまで、優しく言い続けるのだろう。

 2003.10.08
どんぐり
車庫の前には、向かいの林より落下したどんぐりでいっぱいだ。
西福寺保育園のひよこちゃん達を心待ちにしている。
今日も娘の車にひかれてだいぶん死んだ。

 2003.10.05
エンジェル
かなり陽が昇って、目が醒めた。
ボーとした催眠状態を楽しんでいると、陽ともにガラスとレースのカーテンを通過して、スパイラル状に舞い降りてきた木の葉2枚を見た。
「ああ エンジェルもこうして遊びにくるのか」

 2003.10.04
鳶の急降下
先ほど庭にトンビが急降下した。
猫のいけが、天空に行ったのではと庭に出て見た。
トンビは隣の田に、急降下していた。
爽やかな秋風の中、急降下の猛練習中だった。

 2003.10.01
おはようのこだま
隣の高泊神社で中学一年生のスケッチ大会のようだ。
朝から「おはよう」「おはよう」の声が聞こえる。
枯れてしまっている紫陽花が、ニコッて顔して聞いていた。

 2003.09.30
徒競走の土竜(モグラ)
今日は、昨日の燃える龍につづき土の竜である。
ネズミと思ったらモグラであった。
眼が合った(僕は合ったと思う)途端、全力で穴まで走った。
日曜日の運動会で、マーシや恵里ちゃんが走ったように。
穴の中で、「ハァハァ」モグラの息切れが聞こえた。

 2003.09.29
江川の鯉
夾竹桃が蓋い茂ったそばに、江川という小さな川がある。
今日は少し澄んでいた。
淀んだ水でいつも泳いでいた、鯉の青年はトラホームになりはしないかと、何時も心配であった。

 2003.09.28
燃える龍
所用で山間から田園をドライブした。
棚田の畦には、火を吹き燃えさかる龍が、何十頭もいた。
秋風の中、後一週間は燃え尽きないでいてくれ。

 2003.09.23
火星
屋根裏の仕事部屋には、屋根についた窓がある。
昼は青空のキャンバスに雲と風を楽しむ。
夕方は文章にするのが惜しいくらいすごい。
夜は窓の左縁から出場した星たちは、四時間半かけて右縁に退場する。
昨晩の火星は寂しそうだった。

 2003.09.21
風の中
夜半より強風の中、サル君の話を聞いた。
父ちゃんサル、母ちゃんサルと赤ちゃんサルだそうだ。
挨拶ぐらいはしたいものだ。

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